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はだかの王様

安倍内閣のナンバー2である麻生太郎副総理兼財務大臣が、1日、憲法改正をめぐってナチス・ドイツを引き合いに「手口に学んではどうか」と発言し、国内外から厳しい批判が殺到して、首相官邸の指摘により麻生氏自身あっさり発言を撤回した。だが、この失言はだいぶ尾を引きそうである。
新聞によると、麻生氏は政府や自民党の要職に就いてから、過去5回も公の場で失言を繰り返していると言う。なぜだろう。
もう50年も前の話だが、私は小学6年生の時、学芸会で「はだかの王様」の劇に出て、王様をだます悪徳商人の役をしたことがある。
ほとんどの方はご存じだろうが、悪徳商人が王様をだまして透明で軽くて綺麗な着物(ただし、心が汚い者には見えないと言う)を売りつけるというものである。本当は、王様自身だけでなく、家来にも、民衆にも誰にも着物など見えない。でも、誰も本当のことが言えない。だが、王様がパレードをしている時、ある子どもが「王様は裸だ」「王様は裸だ」と叫ぶのである。
麻生氏の場合もこれに似ていないだろうか。麻生氏の周りの人は「また何を言い出すのか」と内心ビクビクしているに違いない。
通常、政権の中枢にいる者は、その時その時の重要事項については常に想定される質問にはどう対応するか調整しているものであろう。だが、麻生氏の場合、周りには「王様は裸ですよ」と教えてくれる人はいないのだろうか。

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2013年08月03日 14:10に投稿されたエントリーのページです。

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