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いつか来た道、やがて行く道

グリム童話に「おじいさんと孫」という話がある。
昔あるところに、おじいさんと息子夫婦と孫の4人が住んでいました。
おじいさんは歳をとって、目が見えにくく、耳も聞こえません。手も震えます。食事のときはスプーンを上手く握れず、食べ物をこぼし、お皿を割ってしまいます。
それを見た息子夫婦は怒って、おじいさんの席を部屋の隅に追いやって、割れにくい安物の皿を買ってきて、おじいさんに使わせました。
そんなある日のことです。孫が床にすわって何かを作っています。お父さんが何を作っているのか尋ねると、「拾ってきた板切れで、お皿を作っているんだよ。ぼくが大きくなったら、このお皿でお父さんとお母さんにごはんを食べさせてあげるね」と答えました。
息子夫婦は思わず顔を見合い、大声をあげて泣き出しました。そして、おじいさんを元の席に連れてきて「おじいさん、ごめんなさい」と心から謝りました。
そして、それからは以前のように4人仲良く暮らしました。
というお話です。
人は誰でも、小さい頃は子育てで親に苦労をかけ、無茶をして親を困らせるものです。
また、人は誰でも、やがて歳をとれば体力も弱くなり、物忘れもし、家族に迷惑をかけるものです。
まさに「いつか来た道」「やがて行く道」なのです。

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2012年12月26日 07:55に投稿されたエントリーのページです。

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