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「句読点」で気付いたこと

先日、行政から1枚の文書が回ってきた。それを読んでいて何となく違和感を感じた。内容ではなく、文章そのものにである。
私は、これまで60年の人生の中で数えきれない多くの文章を読んできた。その殆んどが日本語である。そして、これまでそれらの文章に違和感を感じたり疑問を持ったことはあまりなかった。だが、先日の文章は違っていた。
私はこれまで、日本語の文章の句読点は、縦書きも横書きも「、。」と思ってきた。だが、回ってきた文章は違っていた。「,。」だったのである。
さっそく役所の文書(法規)担当課に電話で確認した(と言うより、異議を申し立てた)。応対した担当課長は「今まで、そのような指摘があまり無かったので、しばらく時間を下さい」とのことであった。
翌朝、担当課長がたくさんの資料を抱えて私の部屋にやってきた。そして以下の説明をしてくれた。
今、役所の文書中には「、。」の文章と「,。」の文章があります。どちらも誤りではありません。昭和26年に『公文書作成の要領』が国語審議会で議決されました。この要領では、公文書は横書きとし句読点は「,。」を用いるよう定められています。この要領は昭和61年発行の内閣総理大臣官房総務課監修の『新公用文用字用語例集』にも記載されており、現在も有効です。しかし、50年以上経過した現在においても、官報などこの要領に沿わない公文書が多く出回っているのも事実です。
ちなみに、文部省においては、横書きは「, 。」としていましたが、文部科学省への省庁再編時に科学技術庁の職員から不便だとの苦情もあり、公文書でも文書中で統一がとられているならば横書きでも「、。」でよいと内規されています。
また、横書きの教科書(算数、数学、理科、社会、音楽など)の殆んどが「, 。」です。ただし、教育委員会に確認したところ、教育現場の先生方は教室ではほとんど「、。」を使用しているようです。
私としては、横書きの原則は「,。」だということには直ぐに納得できないところであるが、字の書き順まで細かく規定する文部科学省(教育委員会)が句読点については、教科書で「,。」と明記し、教室では「、。」を使用していることこそ納得できないところである。

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2010年01月26日 07:09に投稿されたエントリーのページです。

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