根っこを育てよう
成人の日(1月11日)の午後、地元の中学校で、地域の皆さんが新成人と卒業時の担任の先生方などを招いて「若人のつどい」という催しが行われた。
もともと市主催の「成人の日」の行事自体が新成人にとっては同窓会のようなものだが、せっかく晴れ着で集まったのだから、そのまま場所を母校に移して同窓会(?)をしてはどうかと、3年前に地域の皆さんが音頭をとって始めたものである。
今年も新成人(卒業生)120名余りと、先生方・地域の皆さん合わせて80名近くの総勢200名近くが出席して、盛大で華やかな催しとなった。
催しの中で、かつての校長や担任の先生方が一人ひとりマイクの前に立ち、5年前の思い出や新成人に贈る言葉などをスピーチした。その中で私がとても感銘を受けた言葉があったので、ここにご紹介したい。
「皆さん、新成人おめでとう。これからも夢や希望をいっぱい持って生きて下さい。しかし、一生懸命勉強しても中々成績が上がらない時や、一生懸命努力しても、なかなか結果が出ない事があるかも知れません。そんな中々芽が出ない時は、腐らずに『今は根っこを育てよう!』と自分に言い聞かせて頑張って下さい。」
すぐに結果を求めようとする現在社会の中で、「すぐに芽が出て花が咲く一年草ではなく、たとえ時間が掛かっても、しっかり大地に根を張った樹木に育って欲しい」との恩師の願いが、新成人の心に果たして届いただろうか。