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2010年01月 アーカイブ

2010年01月12日

根っこを育てよう

成人の日(1月11日)の午後、地元の中学校で、地域の皆さんが新成人と卒業時の担任の先生方などを招いて「若人のつどい」という催しが行われた。
もともと市主催の「成人の日」の行事自体が新成人にとっては同窓会のようなものだが、せっかく晴れ着で集まったのだから、そのまま場所を母校に移して同窓会(?)をしてはどうかと、3年前に地域の皆さんが音頭をとって始めたものである。
今年も新成人(卒業生)120名余りと、先生方・地域の皆さん合わせて80名近くの総勢200名近くが出席して、盛大で華やかな催しとなった。
催しの中で、かつての校長や担任の先生方が一人ひとりマイクの前に立ち、5年前の思い出や新成人に贈る言葉などをスピーチした。その中で私がとても感銘を受けた言葉があったので、ここにご紹介したい。
「皆さん、新成人おめでとう。これからも夢や希望をいっぱい持って生きて下さい。しかし、一生懸命勉強しても中々成績が上がらない時や、一生懸命努力しても、なかなか結果が出ない事があるかも知れません。そんな中々芽が出ない時は、腐らずに『今は根っこを育てよう!』と自分に言い聞かせて頑張って下さい。」
すぐに結果を求めようとする現在社会の中で、「すぐに芽が出て花が咲く一年草ではなく、たとえ時間が掛かっても、しっかり大地に根を張った樹木に育って欲しい」との恩師の願いが、新成人の心に果たして届いただろうか。


2010年01月15日

「気」とは何?

風邪の季節がやってきた。と言っても、昨年の夏から新型インフルエンザの大流行があり、今さらあまり驚くこともない。昔から「病は気から」と言われる。気の持ち方しだいで病気になると言う諺である。
では、「気」とは何か。正直言って、これまであまり真剣に考えたことはなかった。
天気、空気、元気、気が合う(合わない)、気がおける(おけない)、気がいい(悪い)、気に入る(入らない)、気を良くする(悪くする)、気がつく(つかない)、気を配る、気が重い(軽い)、気が大きい(小さい)、気が長い(短い)、気がかり、気が滅入る、気が晴れる、気が咎める、気がある(ない)、気が抜ける、移り気、気兼ね、気を取られる・・・・などなど、「気」のつく言葉は実に多い。
もともと「気」とは、中国の古い哲学用語で、万物を形づくり、そこに生命や活力を与えるものを指していた。天は軽い気によって、地は重い気によって形成され、季節のめぐりは陰と陽の気の移り変わりであり、雲は山や川から立ち上る気だとされていたらしい。
人体にもこの気は流れており、その道筋が経絡(すじと脈管)だという。「病は気から」という言葉は、本来は「気の不調から病になる」という意味だったらしい。
中国の太極拳やインドのヨーガ、仏教の座禅、気孔など、みな深い腹式呼吸法を伴う。気を体内に深く沈め、大自然の活力を取り込むためと言われる。気は宇宙エネルギーそのものと考えられているらしい。

2010年01月26日

「句読点」で気付いたこと

先日、行政から1枚の文書が回ってきた。それを読んでいて何となく違和感を感じた。内容ではなく、文章そのものにである。
私は、これまで60年の人生の中で数えきれない多くの文章を読んできた。その殆んどが日本語である。そして、これまでそれらの文章に違和感を感じたり疑問を持ったことはあまりなかった。だが、先日の文章は違っていた。
私はこれまで、日本語の文章の句読点は、縦書きも横書きも「、。」と思ってきた。だが、回ってきた文章は違っていた。「,。」だったのである。
さっそく役所の文書(法規)担当課に電話で確認した(と言うより、異議を申し立てた)。応対した担当課長は「今まで、そのような指摘があまり無かったので、しばらく時間を下さい」とのことであった。
翌朝、担当課長がたくさんの資料を抱えて私の部屋にやってきた。そして以下の説明をしてくれた。
今、役所の文書中には「、。」の文章と「,。」の文章があります。どちらも誤りではありません。昭和26年に『公文書作成の要領』が国語審議会で議決されました。この要領では、公文書は横書きとし句読点は「,。」を用いるよう定められています。この要領は昭和61年発行の内閣総理大臣官房総務課監修の『新公用文用字用語例集』にも記載されており、現在も有効です。しかし、50年以上経過した現在においても、官報などこの要領に沿わない公文書が多く出回っているのも事実です。
ちなみに、文部省においては、横書きは「, 。」としていましたが、文部科学省への省庁再編時に科学技術庁の職員から不便だとの苦情もあり、公文書でも文書中で統一がとられているならば横書きでも「、。」でよいと内規されています。
また、横書きの教科書(算数、数学、理科、社会、音楽など)の殆んどが「, 。」です。ただし、教育委員会に確認したところ、教育現場の先生方は教室ではほとんど「、。」を使用しているようです。
私としては、横書きの原則は「,。」だということには直ぐに納得できないところであるが、字の書き順まで細かく規定する文部科学省(教育委員会)が句読点については、教科書で「,。」と明記し、教室では「、。」を使用していることこそ納得できないところである。

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