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2009年10月 アーカイブ

2009年10月16日

「国の基準を大きく下回っています。」をどう理解しますか。

先日、ある市民の方から「市の広報紙に、『国の基準を大きく下回っています。』と書いてあるが、寝屋川市の財政はそんなに悪いのか。夕張市のようにならないか心配だ。」という内容の電話をいただいた。
私はそんな話は聞いたことがない。急いで広報紙を開いて記事を確認した。確かに大きく『国の基準を大きく下回っています』の見出しがあり、以前に担当部局から説明があった「平成20年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率」の各数値と解説が載っていた。
しかし、どこにも「市の財政が悪い」という記述が見当たらない。その旨を電話の相手に伝えると、「私ら市民には難しい事は分からないが、『国の基準を大きく下回っています』を書いてあるではないか」と言う。確かに「基準を下回る」という表現は、マイナス(悪い)のイメージなのかも知れない。そこで、私は「これに関しては、基準を下回るほど財政が健全だということです」と丁寧に説明をして、相手に理解していただいた。
では、何がこのような誤解を招いたのか。それは、原稿を書いた担当者も、決済をした上司も、編集をした広報担当者も、そして広報紙を読んだ職員も私ら議員も、みんな、役所という自分たちだけの常識の中で「問題なし」と判断したからではないだろうか。そこには、これを読んだ読者(市民)がどんな風に理解するかという「心くばり」が足りなかったのではないだろうか。
よく考えると、よく似たことが時々ある。大人の常識が子どもたちに理解されないこと。逆に子どもの常識が大人に理解できないこと。男の常識が・・・。女の常識が・・・。
相手を思いやる心、相手の立場に立って考えることの大切さを改めて感じた次第である。

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